米男性 トランプ氏へ暴力脅迫で懲役9年

米コネチカット州在住の男に、ドナルド・トランプ氏に対して大統領に就任中に身体への暴力を脅迫したとして9年以上の懲役判決が言い渡された。判決は27日、同州のジョン・ダーレン連邦検察長のサイトに掲載されている。
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ヘリー・ジョセフ・グラベル(53)は2021年1月6日、起訴状の6項目につき、罪を認めた。その中には2018年に行った「現職の大統領に対する暴力の脅迫」が含まれている。

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グラベルは2013年夏、大統領へ脅迫状を送付した罪で70か月の懲役判決が下され、2015年に出所していた。その3年後、グラベルは保護監察期間の規則に違反し、危害を与える、コネチカット、バーモント、ワシントンの3州の不動産を爆破するという内容を郵送、電子メール、電話を通じて市民に脅迫。こうした脅迫状はトランプ氏、司法機関、矯正施設の職員、バーモント国際空港の事務所、ワシントン州連邦刑務所、コネチカット州ブリストルの信用機関、宗教団体にも送られた。

発表によれば、グラベルは炭疽菌の胞子を偽って、白い洗濯粉まで書簡に同封していた。

現在、グラベルは2018年9月の逮捕以来、拘禁状態にある。精神鑑定では精神障害はあるものの、判断能力はあることが認められた。刑務所で刑期を務めるか、刑務所付属病院に入るか、グラベルの運命はまだ決まっていない。

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