新型コロナウイルス

メルケル首相、夏の終わりまでにドイツの全成人へのワクチン接種を約束 批判受け

ドイツのメルケル首相は、新型コロナウイルスに対するワクチンについて、2021年第3四半期の終わりまでにドイツのすべての成人に接種の機会を提供すると約束した。ドイツではワクチンの接種が遅れており、英国、米国、イスラエルにはるかに後れを取っていると批判を受けていた。
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メルケル氏は、各州の指導部、製薬会社の代表、欧州委員会との会合後の記者会見で「第3四半期の終わり、つまり夏の終わり」までに、すべての市民に接種の機会を提供することを約束するとし、「われわれは約束を守る」と述べた。
メルケル氏は、ジョンソン&ジョンソンとキュアバックのワクチンがEU市場に出なかったとしても、夏の終わりまでにすべての成人に接種の機会が提供されるとした。両社のワクチンは、欧州連合(EU)の医療品規制当局である欧州医薬品庁(EMA)によってまだ承認されていない。

報道によると、メルケル氏と一緒に記者会見に出席したベルリンのミヒャエル・ミュラー市長は「今年の第1四半期も緊迫した状態が続くだろう」との見方を示した。

先にドイツのシュパーン保健相は、ドイツ政府は新型コロナ変異種に対する住民の免疫維持を目的としたワクチンの予備を確保するために、2022年のコロナワクチンをすでに注文したと発表した。

アストラゼネカ社は1月、EUに対するワクチン供給の削減を通告、ファイザー社も供給の遅延を発表した。

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