カナダ公安、「ロシア帝国運動」と「プラウドボーイズ」をテロ組織に指定

カナダ公安省はロシアと米国の極右団体、「ロシア帝国運動」と「プラウドボーイズ」を含む13の団体をテロ組織に指定した。公安省のサイトで明らかになった。
この記事をSputnikで読む

カナダの公安省は2月3日、新たに13の団体をテロ組織に指定した。「ロシア帝国運動」、および「プラウドボーイズ」に加え、バングラデシュやリビア、北アフリカ、東アジアにおける国際過激派組織「ダーイシュ」(IS、ロシアで禁止)と「アル・カイーダ」の下部組織も同じくテロ組織に指定された。

米人気アニメ「ザ・シンプソンズ」今後、有色人種キャラに白人俳優は採用せず

米国政府は2020年、「ロシア帝国運動」をテロ組織に指定した。ネオナチや白人至上主義の支持者らに対し、軍事訓練を施していることが指定の理由とされた。同団体は全ロシア君主主義センター党(1991年結成)を母体としている。ロマノフ王朝を神格化する愛国主義的な運動を展開しており、エリツィン政権時代からロシアでも政府による批判の対象となってきた。

一方、「プラウドボーイズ」は米国で極右勢力として知られている。2020年大統領選に向けて実施されたテレビ討論会でトランプ大統領(当時)はバイデン前副大統領をはじめとする出席者から、「プラウド・ボーイズ」などの保守グループを批判するよう求められた。その中でトランプ大統領は「プラウド・ボーイズ」について、「脇へ退いて待つべきだ」とコメントし、極右勢力を支持する発言と解釈され、インターネット上では様々な憶測を呼んだ。

コメント