コロナウイルスの新たな変異株、抗体から逃げることを習得し始める

米国の研究者らによる新たな研究によると、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新たな変異株は、免疫応答の回避を可能にする遺伝子変異を有しており、これによって新たな変異株は中和抗体に耐性を持つようになる。調査結果が、サイエンス誌に掲載された。
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米ピッツバーグ大学医学部の研究者たちは、ウイルスはさらに進化するほど、より多くの遺伝子変異を有するとの結論に達した。研究者らは、コロナウイルスがその遺伝子配列の小さな断片を部分的に除去することによって免疫応答を回避する能力を何よりも懸念している。生物学者らはこのプロセスを「欠失」と呼んでいる。

研究者らは、新型コロナウイルスの進化に伴う欠失は、同じポイント、つまりウイルスが細胞に侵入して複製する能力を失わずに形状変化を起こすことができる場所で起こることを明らかにした。その結果、抗体はウイルスを捕捉できず、妨害されることなく細胞に感染し続ける。

コロナ重症化に影響を与える免疫反応を検出
英国と南アフリカで最初に確認された新たな変異株は、同様の欠失を有している。

研究者らは、幸いなことに、今のところ新たな変異株は回復期血漿に含まれるすべての抗体によって中和されていると指摘しているが、今後、新たな変異株が既存のワクチンや治療薬から逃れることをどれだけ早く習得するかは不明。

研究者は解決策について、現段階では、さまざまなアプローチや予備手段をできるだけ多く練ることだと考えている。

新型コロナウイルスの新たな変異種

英国のハンコック保健相は14日、国内で新型コロナウイルスの変異種が検出され、これがイングランド南東部での急速な感染拡大に関係している可能性があると伝えた。現時点での分析によると、変異種は従来種よりも感染速度が速く、感染力は70%余り強い可能性があるという。

一方、現在のところ、変異種が致死率や重症率を上げる証拠は見つかっていない。この変異種はすでに8カ国で確認されており、ロシアを含む一連の国が英国との航空便を一時停止した。


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