フランス国内では英国型、南アフリカ型、ブラジル型の変異種が検出されており、ベラン保健相は11日の記者会見で懸念を表明した。
いずれも通常の新型コロナウイルスよりも感染力が高いことから、警戒を呼び掛けている。特にフランスでは英国型が猛威を振るっており、新規感染者の20パーセントから25パーセントが英国型の変異種だという。変異種が感染の主流となる場合、新たな感染拡大の波が発生すると警告している。ただし、現在のワクチンは変異種にも有効であるとして、集団接種の効果については楽観的な見方を示した。
なお、南アフリカ型とブラジル型の変異種は全体の4パーセントから5パーセントに留まっているという。
フランスで累計感染者数は330万人を超え、死者は8万人に達している。
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