ハッカーが盗んだ『サイバーパンク2077』と『ウィッチャー 3』のソースコード オークションで販売

先日、ハッカーがゲーム開発企業「CD Projekt Red」のサーバーに強力なサイバー攻撃を仕掛け、同社のゲーム作品のソースコードを盗み出したことが明らかになった。ダークネットの活動を追跡する企業KELAは11日、そのハッカーが実施したオークションが終了したと発表した。そのオークションでCD Projekt Red社のゲーム『サイバーパンク2077』と『ウィッチャー 3』のソースコードを落札した身元不明の人物は、オークションのフォーラム外から購入希望を申し出たという。
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現時点では落札者の身元もその意図も不明だが、KELAによると、落札者はハッカーが盗み出したソースコード全てを購入した。この中には、CD Projekt Red社の主要なゲーム製品『ウィッチャー 3』と『サイバーパンク2077』のソースコードも含まれている。

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購入者がこれらの盗品をいくらで落札したのかは不明だが、ネット上ではこのオークションの開始価格は100万ドル(約1億500万円)だったという。

米技術系ニュースサイト「ザ・ヴァージ」によると、オークションにアクセスするためには入金する必要があり、入札額は50万ドル(約5250万円)ずつ増額された。

そしてハッカーはその意図の重要性を示すために、ネット上にゲームのソースコードを公開した。

​CD Projekt Redは、ハッカーによるこの挑発には乗らず、サイバー攻撃を受けたことを公表した。

CD Projekt Redへのサイバー攻撃の背後に誰がいるのかは不明だが、サイバーセキュリティの専門家らは、HelloKittyというコードネームで知られるグループが背後にいるとみている。このグループは数年前からサイバー犯罪を行っており、ブラジルのエネルギー企業CEMIGを攻撃した過去がある。

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