現時点では落札者の身元もその意図も不明だが、KELAによると、落札者はハッカーが盗み出したソースコード全てを購入した。この中には、CD Projekt Red社の主要なゲーム製品『ウィッチャー 3』と『サイバーパンク2077』のソースコードも含まれている。
購入者がこれらの盗品をいくらで落札したのかは不明だが、ネット上ではこのオークションの開始価格は100万ドル(約1億500万円)だったという。
米技術系ニュースサイト「ザ・ヴァージ」によると、オークションにアクセスするためには入金する必要があり、入札額は50万ドル(約5250万円)ずつ増額された。
そしてハッカーはその意図の重要性を示すために、ネット上にゲームのソースコードを公開した。
CD Projekt Redは、ハッカーによるこの挑発には乗らず、サイバー攻撃を受けたことを公表した。
CD Projekt Redへのサイバー攻撃の背後に誰がいるのかは不明だが、サイバーセキュリティの専門家らは、HelloKittyというコードネームで知られるグループが背後にいるとみている。このグループは数年前からサイバー犯罪を行っており、ブラジルのエネルギー企業CEMIGを攻撃した過去がある。
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