フィギュアのトゥクタミシェワ選手 五輪出場に必要なことを語る

フィギュアスケート世界選手権2015のチャンピオン、エリザベータ・トゥクタミシェワ選手(24)は、2022年の北京冬季五輪に出場したいと思っているが、そのためには4回転トウループを「完璧な形で」実施する必要があると語っている。トゥクタミシェワは、北京五輪でネイサン・チェン選手(21)と紀平梨花選手(18)に優勝する可能性があるかどうかについても自身の意見を明かしている。
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北京冬季五輪は、2022年2月4日から20日まで開催される予定。


「トリプルアクセルでは足りない」

トゥクタミシェワは、北京五輪に出場するかとの質問に以下のように答えている。

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「全く分かりません。全てが起こりうることなのです。出場が実現できればいいのですが、そこに至るまで全力で頑張る必要があります。今シーズン中に全ての力を注ぎ込まなくてはいけないのです。トリプルアクセルでは足りません。4回転トウループが必要です。私は病気(新型コロナ)の回復後に4回転トウループをまだ復活させていませんし、実際のところジャンプフェスティバルでは4回転トウループを実施しませんでした。4回転トウループを跳び始めるには、私の状態がとても良くて、完璧なコンディションである必要があります」


北京五輪では誰が優勝する?

トゥクタミシェワは、「ペアでは、ジェーニャ(エフゲニア)・タラソワとヴォーヴァ(ウラジミール)・モロゾフが優勝すると心から信じています。アイスダンスではヴィカとニキータ(シニツィナ/カツァラポフ組)ですね。本当にそうなってほしいです」とユーチューブチャンネルKonOffでのインタビューで語っている。

「女子シングルならカミラ・ワリエワ(14)が完璧なスケーティングを披露し、フリーで4回転を2回とトリプルアクセルを実施するとすれば、誰も彼女を負かすことは難しくなるでしょう。カミラが優勝すると思います。今4回転サルコウとトリプルアクセルをやっている日本の紀平梨花はライバルになる実力が十分にあります。紀平は強い選手です」

最後に男子シングルについてトゥクタミシェワは、「男子シングルで(優勝するの)は、ネイサン・チェンです。あんな演技を本人自身が許すとは思えませんし、私の中では五輪で唯一内容の悪い演技でした。ミーシャ(ミハイル)・コリャダ(25)はもし優勝しなくても、3位までに入る可能性は100%。優勝するのは非常に難しいですが、彼の才能なら3位以内の入賞はたやすく実現できるでしょう」と語っている。


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