実験には毎日コーヒーを飲んでいる健康な20人が協力した。研究者らは協力者を2つのグループに分けた。1グループは毎日コーヒーを飲み、もう1つは10日づつの2期間でカフェイン錠剤(またはプラシーボ)を摂取した。各期間の終わりに研究者らは実験協力者の脳をCTで撮影し、灰白質の容量と睡眠の質を調査した。
実験の結果、プラシーボを摂取した参加者では、カフェインを摂取した人よりも灰白質の容量が増加したことが判明した。その際、睡眠はどのグループも違いはなかった。
カフェインが灰白質の容量を減少させている可能性があるにも関わらず、コーヒーを控えた10日後に実験参加者の脳組織は回復していた。
しかし、実験データは脳へのコーヒーの有害な影響を示しているわけではなく、研究者らは、コーヒー好きの人の認知能力の潜在的な変化を明らかにする実験を継続する必要を強調した。
関連ニュース