ロシアの国民的俳優ミャフコフが他界、モスクワ芸術座でお別れ会

今月18日に82歳で他界したロシアの国民的俳優アンドレイ・ミャフコフ氏(ロシア人民俳優)のお別れ会がチェーホフ記念モスクワ芸術座で執り行われる。故人はモスクワ芸術座の舞台で30年以上にわたって活躍してきた。モスクワ芸術座の広報部が発表した。
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ミャフコフ氏は2月18日、モスクワ市内の自宅で突然意識を失って倒れた。妻のアナスタシヤ・ヴォズネセンスカヤさんが救急車を呼んだものの、手遅れだったという。享年82歳。

​長年にわたって活動してきたモスクワ芸術座でのお別れ会後、故人は市内のトロエクロフスコエ墓地に埋葬される。訃報に触れ、ウラジーミル・プーチン大統領やミハイル・ミシュスチン首相をはじめとする政治家や著名人、俳優らが哀悼の意を表している。

故人を良く知るニキータ・ミハルコフ監督はリアノーボスチ通信の取材に応じた中で次のようにコメントした。

彼はどんなメッセージであれ、すぐにキャッチして反応してくれた。しかも、才能あふれる形で! 同じく、即興で自分を追い込んで、そこからどうやってはい出てくるか、それは実に見ものだった。

また、モスクワ芸術座のセルゲイ・ジェノバチ芸術監督は故人について次のようにコメントした。

彼はユーモアとアイロニーを巧みに感じ取り、どんな役柄であれその多様さを見つけられる人物であった。そして、自分自身であることを忘れない人であった。

ミャフコフ氏は1938年、レニングラード市(現在のサンクトペテルブルク市)に生まれた。モスクワ芸術座付属演劇学校を卒業後、ソヴレメンニク劇場で俳優として活動した。1977年にはモスクワ芸術座に移籍。エリダール・リャザーノフ監督の映画『運命のアイロニー、あるいはいい湯を』(1975)や『残酷なロマンス・持参金のない娘』(1984)に出演して国民的人気を手にした。

映画『カラマーゾフの兄弟』(1969)では三男のアレクセイ・カラマーゾフを演じ、国際的にも知られていた。

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