バイデン大統領は国民に向け、「毎日、私は小さなカードを受け取り、それを勤務日程と一緒にポケットにしまっている。カードには新型コロナウイルスの感染者数とこの病気による死亡者数が記されている」と語った。同大統領は、犠牲となった人を決して忘れないと強調するとともに、警戒を維持し、社会的距離を遵守しマスクを装着すること、さらにワクチンの接種を受けることを国民に訴えた。また、悲しみにくれるのではなく、ウイルスとの闘いで団結するよう呼びかけた。
ガーディアン紙によれば、パンデミックに対するバイデン政権のアプローチは、トランプ政権の時より際立って評価されている。もしトランプ氏がウイルスの深刻さに正しく対処していたなら、バイデン政権は、パンデミックの深刻さを証明するためにいくつかの処置を講じたとし、それにはメディアへの定期的な出演やメモリアルセレモニー、黙祷などが含まれたという。同紙は、バイデン政権は、1日170万人の予防接種の実施を約束し、ワクチンの普及を積極的に推進していると強調する。
また同紙によれば、米国は世界各国の中で新型コロナウイルスによる犠牲者数がもっとも多いが、しかし、それは縮小傾向にあるという。この1ヶ月で国内の入院者数は50%以上減少し、21日の日曜日の時点では米国民の13%超が少なくとも1回は新型コロナウイルスワクチンの接種を受けている。報道によれば、そのためバイデン大統領は、米国と全世界は必ずパンデミックを克服すると表明し、国民へのメッセージを展望を込めて締めくくった。
以前、通信社「スプートニク」は、米国ではすでに新型コロナウイルスによって多くの犠牲者が出ていると報じている。
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