新型コロナウイルス

ベルギー政府、4月1日までに国外旅行解禁へ

ベルギー政府は4月1日までに国外旅行を含む、不要不急の移動に対する禁止措置を解除する。アレクサンダー・デ・クロー首相が1日の記者会見で明らかにした。この措置は新型コロナウイルスの変異種が確認されたことにより、1月上旬に発令されていたもの。
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先に欧州委員会はドイツやベルギーなど、一部の国が欧州域内での自由な移動を制限しているとして、厳しく批判した。これに対し、ベルギー政府は国外移動に対する規制措置は一時的で、さらには不要不急の移動にのみ限定したものであるとして理解を求めていた。

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ベルギー政府は国外旅行を含む、不要不急の国外移動に対する規制緩和計画を明らかにした。それと同時に、検疫体制を強化し、入国者の検査体制を厳格にするという。これにより、さらなる感染拡大を阻止する狙い。

ベルギーでは依然として外出規制が実施されているほか、大規模集会の制限や、バー、レストランの営業禁止、リモートワークの推奨が実施されている。

2月26日には連邦政府、および州政府の高官らを交えた専門家会議が開かれ、規制緩和に向けた協議が行われたものの、政府は依然として「予断を許さない状況」にあるとし、抜本的な規制緩和に踏み切る姿勢は見せていない。

ベルギーでは現在、1日あたりの新規感染者数が2300人程度で推移している。新型コロナウイルスのパンデミック以降、ベルギーでは2万2000人以上が感染により死亡した。

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