豪政府 AI無人戦闘機「ロイヤル・ウィングマン」実証成功 約10億の追加拠出へ

オーストラリア政府はAI(人工知能)搭載無人ジェット戦闘機「ボーイング・ロイヤル・ウィングマン」開発に890万USドル(約9億5100万円)を追加拠出する。同機試作1号の実証試験を終え、ペイン外相兼国防相代行が2日、明らかにした。
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実証試験では、地上からの指示に従い、指定高度の飛行や空中での操作性などが確認された。

ペイン外相兼国防相代行は「モリソン内閣はロイヤル・ウィングマン計画の拡張にさらに890万USドル(1150豪ドル)を投入する。これにより同機種をさらに3機保有することが可能になる」と述べた。同国の軍事産業の刺激振興策となるだけでなく、「豪空軍の航空機と操縦士を守る」ことができる、と強調した。

豪政府は2019年2月、米航空大手ボーイング社と提携し、新型無人機の開発計画を開始したことを発表した。ロイヤル・ウィングマン計画の予算総額は当初、約4000万USドル(約42億7400万円)を予定していた。


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