新型コロナウイルス

ウクライナ、医療従事者の約6割がワクチン接種を拒否

ウクライナでは新型コロナウイルス感染者の治療にあたる医療従事者の約6割がワクチン接種を拒否している。マクシム・ステパノフ保健相が明らかにした。
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先にステパノフ保健相は新型コロナウイルスのワクチン接種に関するロードマップに変更を加える旨を発表した。それによると、ワクチン接種に対する理解を広めるため、まずは余剰分のワクチンを社会活動の従事者に接種することが決められた。

ネットニュース「ストラナ.ua」は次のようにステパノフ保健相の発言を紹介している。

ワクチン接種を拒否する全体の割合は間もなく確認できるだろう。というのも、ワクチン接種キャンペーンはまだ始まったばかりだからだ。我々が医療従事者を対象にワクチン接種の登録調査を実施したところ、新型コロナウイルス感染者の治療にあたる医療従事者のうち、接種に同意したのは40パーセントだった。つまり、60パーセントは初期の段階で接種を拒否した形となる。

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ワクチン接種を拒否した人の中には、すでに感染歴があるため抗体が形成されていると回答した人や、接種そのものは希望するものの、他の人が接種してどのような作用があるかを確認したいと回答した人が多く見られた。

先にステパノフ保健相はメディアを前に自らワクチン接種を行い、安全性をアピールしていた。また、ウラジーミル・ゼレンスキー大統領もアストラゼネカのワクチンを接種していた。

ウクライナには2月23日、アストラゼネカのワクチン50万回分がインドから供給された。国内での接種は2月24日に始まっている。

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