CNNはアストラゼネカ社の発表を引用し、「登録1000万人超からなる我われの安全指数の解析は、新型コロナウイルス用ワクチンに関連し、特定の年齢群や性別、またはなんらかの集団、特定の国において、肺動脈塞栓と深部静脈血栓症のリスクが高いという証拠が存在しないことを示した」と報じた。
また同社は、データでは「実際には、一般市民に予想されたものと比べ、ワクチンの接種を受けた人の中ではこうしたケースは極めて少ない」と強調した。アストラゼネカ社は製薬に関し現在行なわれているあらゆる調査のサポートを準備をしている。
この間、オーストリア政府は、接種を受けた女性の死亡例および他の女性の血栓塞栓症の発症に関連し、予防措置としてアストラゼネカ社製ワクチンの使用を一時中止する決定を行なった。オーストリアに続き、エストニアとリトアニア、ルクセンブルグ、ラトビアでも同様の措置が取られている。また、11日にはデンマークとノルウェー、アイスランドでも同製薬の使用が中止された。
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