東京地検、黒川元検事長を賭博罪で略式起訴 賭け麻雀問題で

昨年の緊急事態宣言中、賭けマージャンをしたとして刑事告発されていた東京高等検察庁の黒川弘務元検事長について、東京地検特捜部は18日、賭博罪で略式起訴した。東京地検は去年7月、同氏を同罪で不起訴処分としていたが、検察審査会の「起訴相当」との議決を受け、再捜査していた。日本のメディアが報じた。
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黒川元検事長は現職だった2020年5月、緊急事態宣言が出されている中、産経新聞の記者と朝日新聞の記者だった社員とともに賭けマージャンをしていたとして訓告処分を受け、辞職した。

黒川検事長、辞表提出

東京地方検察庁は同年7月、「1日に動いた金額が多いとは言えない」などとして起訴猶予にしたものの、東京第6検察審査会が同年12月、「違法行為を抑止する立場にあった元検事長が賭けマージャンを行っていたことが社会に与えた影響は大きい」と指摘。起訴相当の議決を出し、再捜査していた。

これを受け東京地検は再び捜査した結果、今月18日、一転して同検事長を賭博の罪で略式起訴した。不起訴不当と議決された新聞記者らついては、改めて不起訴処分(起訴猶予)とした

東京簡易裁判所が罰金の支払いを命じ、元検事長が納付すれば、正式な裁判は開かれず審理は終結する。

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