米バージニア州が死刑廃止、全米で23番目

米バージニア州のラルフ・ノーサム州知事は、フェイスブックの自身のアカウント上で、死刑制度廃止法案に署名したことを明らかにした。死刑の廃止により、刑期前の出所を認めない終身刑が最も重い刑となる。
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バージニア州は米国で死刑制度を廃止した23番目の州となった。バージニア州は死刑執行数で全米最多となっており、米国のメディアによれば、植民地時代を含めて同州ではおよそ1,400人の死刑が執行されてきた。

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なお、死刑制度執行廃止法案では、死刑に代わり、今後は刑期前の出所を認めない形の終身刑が適用されることになる。

2021年1月、米国では、100人を超える警察官や司法長官、検察官、裁判官、法務省職員らが、バイデン大統領に対し、連邦レベルで早期に死刑制度を廃止するよう訴えた。バイデン大統領は選挙前キャンペーンで、今後の改革の1つとして、死刑廃止を支持する姿勢を示していた。

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