スエズ運河での座礁事故で家畜積んだ20隻が足止め、飼料不足の可能性も

日本の正栄汽船が所有するコンテナ船「Ever Given」号がスエズ運河で座礁事故を起こしたことにより、家畜を積んだコンテナ船、少なくとも20隻が足止めを受けている。英ガーディアン紙が船舶の航行状況を追跡するサイト「マリントラフィック」とオーストラリアの動物愛護団体「アニマルズ・インターナショナル」の情報を引用して報じた。
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マリントラフィックのゲオルギオス・ハツィマノリス代表取締役社長がガーディアン紙に伝えたところによると、家畜を積んだ複数の船が運河で足止めを余儀なくされているという。そのうち、3隻は運河の各地で座礁した模様。マリントラフィックによると、あわせて11隻に何らかの遅れが生じているとのこと。一方、アニマルズ・インターナショナルは20隻と発表している。

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ガーディアン紙によると、動物の飼育状況はまだ安定しているものの、コンテナ船の離礁に数週間かかる場合、足止めを受けている船舶は大幅に迂回する必要が生じる。飼料の補給はポートサイドやスエズでも可能だが、影響を受けている船舶の数が膨大なため、補給作業は困難を極める見通し。

正栄汽船が所有する全長400メートルのEver Given号は23日、スエズ運河で強風にあおられて座礁し、運河の両岸の間を斜めにふさいだ。これによりスエズ運河では、100隻以上の船舶が立ち往生している。正栄汽船は、世界の貿易に支障をきたしていることを謝罪した

スエズ運河の管理当局は26日も離礁作業を続けたが、作業は完了していない。28日には新たにタグボート2隻が加わり、離礁作業が続けられる見通し。

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