新型コロナウイルス

米国 アストラゼネカ社製ワクチンを不使用へ

米国は、国民の予防接種に必要なワクチンが十分確保される見込みから、アストラゼネカ社の新型コロナウイルス用ワクチンを使用しない可能性がある。国内の著名な感染症医師であるアンソニー・ファウチ氏の発言を引用しロイター通信が報じた。
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同医師によれば、米国は、現地で生産されるワクチンの量が十分であることから、米国食品医薬品局の承認が得られた場合でも、アストラゼネカ社製ワクチンを使用しない可能性があるという。また、英国の医薬品・医療製品規制庁は1日、アストラゼネカ社製ワクチンの接種を受けた患者に、新たに25例の血栓症の発生が確認されたと発表した。

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この数ヶ月の間で同ワクチン接種後に血栓症が発症したことが報じられたが、しかし、欧州の規制当局および世界保健機関(WHO)の専門家らは、同ワクチンの安全性を認め、接種と血栓症発症の関連性を認めていない。

この間、米国の保健福祉局はアストラゼネカ社製ワクチンの最新研究データが不完全だとして、同社の報告に疑問を抱いていると報じられた。米国の臨床試験では同製薬の効果は76%と確認されている。

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