新型コロナウイルス

ロシア製の動物用新型コロナワクチンの必要性に確信 専門家ら

ロシア及び外国メディアの報道によると、ヒト用の新型コロナウイルスワクチンに続き、世界初かつ現時点において世界で唯一の動物用新型コロナウイルスワクチンがロシアで承認された。ワクチンは「カルニバク・コブ」と名付けられ、昨年10月に臨床試験が始まり、犬、猫、キツネ、ミンクやその他の動物が用いられた。開発者らによると、100%の有効性が示された。CNNが報じた。
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CNNは、臨床試験の結果は「カルニバク・コブ」ワクチンは安全であり、少なくとも6カ月にわたって強い免疫原性の効果を有すると結論付ける根拠をロシアの学者たちに与えたと報じている。

WHO コロナウイルスがコウモリから人間に感染した経路を描写
ロシアの学者らは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19) パンデミックの次なる段階は家畜の感染となる可能性があるため、近いうちにも新薬が必要になると考えている。世界保健機関(WHO)の新たな報告書では、新型コロナウイルスが動物を介してヒトに感染する危険性について述べられており、CNNは、デンマークでは昨年5月、動物によって新型コロナウイルスの変異型が拡大することを恐れ、1700万匹のミンクが殺処分されたと報じている。

「カルニバク・コブ」の開発者らは、動物へのワクチン接種によってウイルスのさらなる変異を防ぐことができると考えている。パンデミックの次なる段階は家畜の感染となる可能性があるからだ。CNNによると、米国、カナダ、シンガポールの企業がロシア製の動物用新型コロナワクチンに関心を示しており、ギリシャ、ポーランド、オーストリアの複数の企業はすでに「カルニバク・コブ」の購入を計画しているという。

先にスプートニクは、ロシアで開発された世界初の動物用新型コロナワクチンの詳細について報じた。

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