The Drive:高速応答タイプの米極超音速ミサイルの初実験が失敗

米空軍司令部は、高速応答タイプの極超音速ミサイルAGM-183A ARRWの初実験が失敗に終わったと発表した。サイト「The Drive」が報じた。
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同ミサイルの実験は、太平洋のカリフォルニア沿岸で5日に実施された。実験の過程では、ミサイルのブースターが設定速度に達することが可能か確認することが予定されていた。その後、ブースターは同ミサイルから切り離されることが予定されていた。実験の最終目的は軍事ユニットのプロトタイプの制御を確認することにあった。その際、同ミサイルの自動飛行は予定されておらず、この軍事ユニットはブースターから切り離された後に破壊されることになっていたと同誌は報じている。

ナショナル・インテレスト誌 露米の極超音速ミサイル発展プログラムを比較
しかし、報道によれば、技術的な問題により軍部は戦略爆撃機B-52H Stratofortressの機体からミサイルを発射することに失敗したという。米空軍は、「そのため、ミサイルは設定された一連の行動を遂行できず、機体に残されたままエドワーズ空軍基地に帰還することとなった」と発表した。

The Drive誌によれば、極超音速ミサイルAGM-183A ARRWの速度はマッハ6.5から8に達し、飛距離は約1600キロで、その距離の飛行に要する時間は10分から12分だとされる。以前、通信社「スプートニク」は、速度がマッハ8超に達するロシアの極超音速ミサイル「ツィルコン」の発射実験が成功したと報じてる。


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