ISSはなぜ宇宙旅行者に適していないのか?宇宙飛行士が説明

ロシアの宇宙飛行士でロシア科学アカデミー生物医学問題研究所副所長のオレグ・コトフ氏は、オンライン会議「Space tourism. How soon?」(宇宙観光。あとどのくらい?)で、国際宇宙ステーション(ISS)について、プロの宇宙飛行士が科学的な課題をこなすために設計されているため、宇宙旅行者にはあまり適していないと語った。
この記事をSputnikで読む

宇宙トイレ、筋トレ、ロシア語能力・・・ 宇宙飛行士が慣れなければならないもの
コトフ氏は、「ISSは専門家向けのステーションであり、観光客向けには設計されておらず、たくさんの設備があり、窓は少なく、インターネット環境も悪い。ISSは科学のためのものだ」と述べた。

コトフ氏は、観光客向けにISSよりも滞在環境が良くて旅行費用が安い専用の宇宙ステーションができることに期待していると指摘した。

ロシアの有人宇宙船ソユーズは2001年から2009年にかけて米国の宇宙旅行会社スペース・アドベンチャーズとの契約に基づき、米国人のチャールズ・シモニー氏を含む、7人の観光客をISSに運んだ。なお、シモニー氏は2回の宇宙旅行を経験した。

関連ニュース

コメント