ANA、国際線で機内食の容器を植物由来の素材に 世界初

全日本空輸(ANA)は15日、国際線エコノミークラスで使用している機内食の容器を、プラスチックから植物由来素材にものに今年8月から変更すると発表した。こうした変更を行うのは運航中の航空会社では世界で初めて。日本のメディアが報じた。
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ANAが新たに採用する新容器の素材は、サトウキビから砂糖を精製した後に残る搾りかすを原料としたもので「バガス」と呼ばれるもの。バガスは生分解性の素材で、海へ流出しても魚や鳥など生態系へ悪影響を及ぼすおそれがないという。

また新容器は、従来のプラスチック容器よりも軽量であるため、年間で発生する機内の使い捨てプラスチック使用量の3割の削減が見込まれる

ファーストクラスとビジネスクラスでは引き続き従来の陶器の食器で提供を続けるが、同社では2050年までにプラスチックや紙などの資源の廃棄物をゼロにすることを目指しており、今後も他の機内食容器を植物由来素材のものへ変更する方針。

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