会談後の演説でバイデン大統領は、「私は率直で敬意をもって接したし、私たちの会話は率直で、敬意に溢れていた」と指摘した。
また、バイデン大統領は直接的な対話の重要性をプーチン大統領に伝えたという。
私はプーチン大統領に信念を打ち明けたのだが、我々の交流は個人的にも、そして直接的にも、よりエフェクティブな交流を実現する上で必要不可欠なものである……そのためにも、私は今年の夏に欧州で会談し、両国が直面する問題の解決を目指したいと提案した……我々のチームがいま、この可能性を検討している。
なお、会談でバイデン大統領はさらに踏み込んだ対露制裁を導入する用意があることも伝えたとのこと。ただし、ロシアとの関係悪化や対立は望んでおらず、安定して予見可能な関係構築に期待すると発言したという。
仮にロシアが我々の民主主義に対する介入を継続する場合、私は応酬する用意がある……しかし、この長い競争関係の歴史において両国はコントロール不可能な状態にならないよう、緊張した状況を抑える手段を見出してきたことも事実だ。米国とロシアには協力できる分野がある。
先に米国はロシアが大統領選に干渉したほか、サイバー攻撃を行ったとして、追加制裁を導入した。ロシア側はこれに対し、あらゆる関与を否定している。
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