両首脳は会談後、共同記者会見に臨んだ。会見で菅首相は新型コロナウイルス感染症の影響により開催が危ぶまれる東京五輪について言及し、改めて実現を目指す姿勢を示し、これに対する米国政府の協力を要請した。
私から、ことしの夏、世界の団結の象徴として、東京オリンピック・パラリンピックの開催を実現する決意であることを伝えた。バイデン大統領からは、この決意に対する支持を改めて表明していただいた。わが国としては、WHO(世界保健機関)や、専門家の意見を取り入れ、感染対策を万全にし、科学的、客観的な観点から、安全、安心な大会を実現すべく、しっかりと準備を進めていく。
東京五輪の開催時期は予定の2020年夏からコロナウイルスのパンデミックのために2021年7月23日から8月8日に延期された。ところが日本の感染者数は再び上昇に転じており、開催がさらに延期される恐れが出ている。自民党の二階俊博幹事長も、日本で新型コロナウイルスの感染拡大が続く場合は、中止も選択肢になるとの考えを示した。
また五輪は無観客で行われる可能性残されている。これより前日本政府は五輪を外国人観客を入れずに行う決定をとっている。
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