栃木県によると18日午後9時ごろ、獣医師が豚に殺処分用の注射をしようとした際、豚が暴れ、押さえていた県の男性職員の太ももに注射針が刺さったという。
男性職員は病院へ救急搬送されたが、命に別状はないという。
県はこれまで薬剤と注射による殺処分を行っていたが、事故を受けて中止し、ガスや電気ショックを用いた殺処分を進めている。
また、県は事故について「非常に残念で申し訳なく思っている。防疫マニュアルを再点検したうえで再発防止を徹底したい」と話している。
栃木県では17日夜から殺処分が行われており、2つの養豚場あわせて約3万7千頭が対象となっている。
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