インド南部の州首相に「スターリン」氏が就任か

インド南部タミル・ナードゥ州で「スターリン州首相」が誕生するかもしれない。4月6日に実施された州議会議員選挙の投票の結果は2日にも発表される見通し。時事通信が伝えた。
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インド南部タミル・ナードゥ州議選(4月6日投票)の結果が、5月2日にも発表される見通し。出口調査によると、地域の最大野党である「ドラーヴィダ進歩党(DMK)」が優勢。DMKの党首はM・K・スターリンさんという。

​スターリンさんの父であるM・カルナーニディさんも有力政治家で、計18年にわたり同州の首相を務めた。1953年、旧ソ連のヨシフ・スターリン死亡の数日前に息子が誕生した。父カルナーニディさんはスターリンの崇拝者であったため、それにあやかり息子に「スターリン」と名付けた。

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スターリンさんは2019年、インド紙の取材に「ヨシフ・スターリンを嫌いなロシア人は多かった」と1989年の旧ソ連旅行を振り返った。入国審査にも時間がかかったという。


インドでは1日、新型コロナウイルスの新規感染者数が40万1993人に、感染による死者数が3523人に達したと発表した。同国保健省によれば、これはパンデミックが始まって以来、最悪の数値。インドではこれで10日連続で新規感染者数が30万人を超えている。

急速な感染拡大に苦しむインドに対し、中国米国とEU日本など各国が医療体制の支援を行っている。

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