インドで新型コロナウイルスの急激な感染拡大が続いていることを受け、外務省は、現地に滞在する日本人の安全に関わる重要な事案が生じた際に出す「スポット情報」を発表した。現地の医療提供体制がひっ迫し、通常の医療が受けられない可能性が高まっているためだという。
外務省は、感染状況の推移に注意し、一時帰国を含めて検討するよう要請。既に検討している場合、PCR検査も通常より時間がかかっていることから、帰国に必要な陰性証明の取得などの手続きを速やかに行うよう呼びかけている。
現時点で一時帰国を検討していなくても、今後の感染状況の推移に十分注意し、一時帰国を含めた対応の検討を促している。
インドの新型コロナウイルス感染者数は世界で2番目に多くなっている。最新のデータによると合計1950万人以上が感染し、感染または感染が原因の疾病により21万5000人が死亡した。
日本国内でも4月26日の時点で、インドの変異株のコロナウイルスが21件確認されている。
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