サリバン氏は、ABCニュースのインタビューで「我々の対北朝鮮政策は敵対が目的ではない。最終的に朝鮮半島の完全な非核化を達成することだ」と述べた。
また、サリバン氏は「我々はこの最終的な目標を達成するために外交措置を講じる準備ができている。だが、この目標に向けて前進できるよう、調整された現実的な対策に取り組むべきだ」と語り、非核化に向けて北朝鮮と対話する構えを見せた。
ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は先月30日、バイデン新政権の対北朝鮮政策の検討が完了したことを明らかにし、「大々的な目標の達成は目的とせず、戦略的な忍耐に依存しない」、「バランスの取れた、実用的なアプローチを必要とする」とした。
バイデン大統領は、北朝鮮の核およびミサイル発射計画は「米国の安全保障や世界の安全保障に深刻な脅威をもたらす」とし、米国は「外交と強力な封じ込めによって」対抗すると述べた。
これに対し、朝鮮中央通信(KCNA)によると、北朝鮮外務省のクォン・ジョングン米国担当局長は、バイデン大統領が「大きな間違いを犯した」と批判する談話を発表した。また、「近い将来、米国は非常に深刻な状況に直面するだろう」と警告した。
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