スロバキア政府の反露感情は頂点に=元首相

スロバキア与党の連立政権は未曽有のルソフォビア(反露感情)に支配され、第二次世界大戦勃発の責任をロシアになすりつけていることから、ファシズムに対する勝利を祝う5月8日の戦勝記念日(ロシアでは5月9日)と、ソ連軍の英雄らに対する敬意はかつてないほどのアクチュアリティを持っている。中道左派政党「スメル(方向)・社会民主主義」の党首で、長年にわたってスロバキア首相を務めたロベルト・フィツォ氏がフェイスブックへの投稿で記した。
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フィツォ党首はフェイスブックに投稿した中で、現与党の反露感情を次のように分析した。

悪夢を超える報復をチェコに用意=露外務省報道官

我々の党ではファシズムに対する勝利の日を重要な祝日とみなしており、今後も継続して常に祝う。したがって、我々の党の代表者らは今日、これまでの伝統通り犠牲者の英霊を追悼し、スラヴィーナ(メモリアル施設:スプートニク日本編集部)で第二次世界大戦の英雄らに敬意を示す。与党の連立政権ではルソフォビアが未曽有の規模に達し、ロシアがまるで第二次世界大戦を引き起こしたとでもいうように批判していることから、赤軍の兵士に対する敬意はさらにアクチュアリティを増している。

フィツォ党首はこう指摘し、自身の政党が政権を奪取した場合、ファシズム打倒においてソ連が担った役割をゆがめることはないと強調した。

先にエドゥアルド・ヘーガー首相は地政学的状況とチェコ政府によるロシア政府批判を踏まえ、首都ブラチスラバのロシア大使館職員3人を国外追放処分とした。ロシア側は対抗措置として、スロバキア大使館の職員3人を国外追放処分とした。

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