セクハラでケヴィン・スペイシー氏を告発した匿名者が名前公表を拒否 裁判の取り下げも

米国俳優ケヴィン・スペイシー氏をハラスメントで告発した匿名の原告が自身の名前の公表を拒否し、審理の中止に合意した。スペイシー氏に対する訴訟は取り下げられる可能性がある。CNNが報じた。
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映画『スター・トレック』のスター俳優アンソニー・ラップ氏と匿名の男性が2020年9月に米国の俳優で監督のケヴィン・スペイシー氏に対し共同で訴訟を起こした。訴訟の中身は1980年代のセクハラ問題とされる。

報道によれば、匿名の原告は、「C.D.」の名で審理に参加した。

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ニューヨークの連邦裁判官は5月はじめに匿名の原告に自身の名前を明らかにすることを求め、同氏に10日間の猶予を与えた。5月13日、原告の弁護士らは裁判所に対し、彼は個人の公表後、自身の人生が干渉されることを望んでおらず、この人物に関わる審理の一部を取り下げる用意があると申し入れた。今後、ケヴィン・スペイシー氏に対する男性の訴訟は取り下げられる可能性がある。

ケヴィン・スペイシー氏をめぐる大スキャンダルはアンソニー・ラップ氏の告発により発覚した。ラップ氏は14歳の時に酒に酔ったスペイシー氏に誘惑されたことを明らかにした。スペイシー氏は、未成年のラップ氏に対するハラスメント行為は記憶にないと主張したが、謝意は表明した。その後、メキシコ人俳優のロベルト・カヴァゾス氏がスペイシー氏からセクハラ被害を受けたこと、そして同じような事態を多くの人が経験したのを知っていると公表した。

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