スプートニク日本
リヴァース氏は「彼(スペイシー氏)にとっては自分の行いを性的指向に結びつけるよりもアルゴリズムで認めるのが論理的だったのだろう」との意見を述べ、その振る舞いを「誤魔化しだ」と称し、自身のカミングアウトによって全てのゲイに損害を与えたと強調した。
今回のスペイシー氏の公表には、他のLGBTからも非難が集まっている。俳優のジョージ・タケイ氏も、責任をうまく逃れようとしているとのコメントを週刊誌「ハリウッド・リポーター」に語った。「男性がハラスメント行為に及ぶ理由は、同性愛者のゲイだか、あるいは異性愛者だからではない。自分の権力を感じ、それを濫用することを決めたからだ」(ジョージ・タケイ氏)
LGBT活動家のエデン・アダー・カルバリー氏はツィッターに「ケビン・スペイシーはホモセクシャリズムと小児性愛を結びつけ、「ゲイとして生きる」と表明することで、ゲイの権利を50年前に退行させてしまった」と書き込んだ
ケビン・スペイシー氏は10月30日、これまで女性とも男性とも関係を持ってきたが、今は「ゲイとして生きることを選んでいる」と公表。このカミングアウトがされたのは、ドラマシリーズ『スタートレック』に出演する俳優アンソニー・ラップ氏がスペイシー氏からセクハラを受けていたと告発した後のこと。ラップ氏は、1986年の14歳のときに被害を受けたと話している。