香港、ワクチン接種の加速を望む 期限迫り

香港当局は、同国で提供されている独バイオエヌテック社の新型コロナウイルスワクチンについて、使用期限が9月に切れるため、同社製ワクチンの接種プログラムに積極的に参加するよう国民に呼びかけた。25日、ラジオ局「香港電台(RTHK)」が報じた。
この記事をSputnikで読む

香港政府衛生署衛生防護センター(CHP)の曽浩輝(トーマス・ツァン)総監は番組で、バイオエヌテック製の新型コロナワクチンについて「このワクチンを使用できるのは残りわずか3カ月。使わなければ使用期限が切れて、ただ無駄になってしまう」と警告した。

日本のワクチン大規模接種センター 初日は7千人以上が接種
曽氏は、9月からバイオエヌテック製ワクチンの接種を停止することになると述べた。同ワクチンの独占代理店は、同地域のバイオエヌテックのパートナーの中国の復星医薬(Fosun Pharma)。

人口約750万人の香港では現在、210万回分のワクチンが配布されている。当局は、ワクチン接種のスピードはかなり遅いと指摘している。香港では中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物技術)製のワクチンも承認されているが、バイオエヌテック製と比較して有効性が低く、はるかに人気が低いとされている。

香港では無料で接種を受けることができ、ワクチンの種類も選ぶことができる。

関連ニュース

コメント