新型コロナウイルス

独バイエルン州首相 欧州の規制当局にロシア製ワクチン「スプートニクV」の登録迅速化を要求

欧州医薬品庁(EMA)はロシア製の新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」の登録プロセスを早める必要がある。バイエルン州(ドイツ)のマルクス・セーダー首相が、ドイツの日曜紙「ヴィルト・アム・ゾンターク」で明らかにした。
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欧州で政治的分断 ロシア製コロナワクチン「スプートニクV」に起因
セーダー首相は、「ワクチン接種のペースを落とすわけにはいかない。スプートニクV(のEUでの登録)にまつわるプロセスを加速させなければならない」と指摘し、「単にイデオロギー的な理由で」このプロセスを遅らせることはできないと述べている。

スプートニクVがEMAで登録された場合、バイエルン州は250万回分のワクチンを受け取ることになると予想されている。ただし報道によると、登録は9月頃になる可能性がある。

ドイツは、EU域外で開発されたワクチン、特にロシア製の「スプートニクV」を原則的に使用する準備があると繰り返し表明している。


2月2日、科学誌『The Lancet』が、高い効果と安全性が認証されたロシア製の新型コロナウイルス用ワクチン「スプートニクV」の臨床実験の第3フェーズの結果を公表した。ワクチンの効果は91.6%とされ、60歳以上の治験者では91.8%だった。また、同ワクチン接種後の新型コロナウイルスに対する抗体は98%の治験者で確認がされた。

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