新型コロナウイルス

武漢のウイルス学者の妻 パンデミック発生前にコロナで死亡

武漢研究所のウイルス学者の妻が、2019年12月にコロナウイルスが原因で死亡した。新型コロナウイルスの発生調査を担当していた元米国務省職員デビッド・アッシャー氏を引用し、サイト「デイリー・コーラー」が報じた。
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同氏は、「これは人々の中にウイルスが広まるおそれを示したはじめての兆候だったといえる」と強調した。

同氏に研究所職員の妻が亡くなったことについて知らせたのは、当時、武漢研究所に勤務していた人物だった。

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同人物によれば、中国政府によりコロナウイルスが人に感染するという情報が1ヶ月間秘密にされたようだという。アッシャー氏は、このことが感染爆発を可能にしたと見ている。

5月、米下院情報委員会の共和党員たちは、新型コロナウイルスの集団感染が武漢ウイルス研究所からの流出によって引き起こされた可能性があるという「状況証拠」があるとの声明を発表した。共和党員は、2019年秋に武漢の研究所で多数の研究者に新型コロナウイルスの特徴的な症状が現れたことや、同研究所に中国軍が関与している点を指摘している。

世界保健機関(WHO)は3月、同機関の国際専門家チームが新型コロナウイルスの起源を解明するために武漢を訪問した際の報告書の全文を発表した。その報告書では、武漢ウイルス研究所から新型コロナウイルスが流出した可能性は「極めて低く」、新型コロナウイルスはコウモリから別の動物を介して人間に感染した可能性が高いと述べられていた。

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