元男子シングル選手のセルゲイ・ロザノフ氏は、2017年にトゥトベリーゼ氏のグループに招かれ、ジュニア選手や新人選手に高難度の多回転ジャンプのトレーニングを行なっていた。欧州選手権を制したアリョーナ・コストルナヤはのちに、ロザノフ氏のおかげでトリプルアクセルаксельをマスターすることができたと告白している。2020年、ロザノフ氏は、教え子のアレクサンドラ・トルソワ、アリョーナ・コストルナヤとともに、プルシェンコ氏のアカデミーに移籍した。しかし、いずれの選手も移籍先で新たな成果を出すことはできなかった。
スポーツ24によれば、ロザノフ氏はその理由について、トルソワもコストルナヤも、プルシェンコ・アカデミーでのトレーニング・システムに馴染めないという問題に直面したと説明している。また「あるいは、もしかすると、2人にはエテリ・ゲオルギエヴナとのつながり、彼女がトレーニングや大会で与えてくれる力が必要だったのかもしれません」とも付け加えている。一方、ロザノフ氏自身も、新たな職場に満足しているとしながら、すでにトルソワやコストルナヤが戻っていったトゥトベリーゼ・グループに戻る可能性は否定できないと述べている。また先に、世界選手権で2度優勝し、カナダに拠点を移していたエヴゲニア・メドベジェワも、トゥトベリーゼコーチの元に戻っている。
トゥトベリーゼコーチの元に戻ったアリョーナ・コストルナヤが、アイスショーで、プルシェンコ・アカデミーでは成功していなかったトリプルアクセルを決めたというニュースについては、「スプートニク」の過去の記事よりお読みいただけます。
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