6日、コストルナヤ選手がエテリ・トゥトベリーゼ氏のチームへ復帰すると報道された。コストルナヤ選手は今シーズン終わりまでの2ヶ月間を試用期間として受け入れられることが決定した。
かつてエレーナ・ラジオノワ選手のコーチを務めたインナ・ゴンチャレンコ氏は、リアノーボスチ通信の電話取材に応じた。
2ヶ月なんてまだマイルドな条件です。アスリートが全力を出して結果を出すには1ヶ月にするべきでした。アリョーナがトゥトベリーゼ氏のもとを去ったのは単なるわがままだと思います。「幼い選手たちとの練習がしにくい」というのは完全にわがままです。目的意識を持った人のことを誰も邪魔なんてしません。
コストルナヤ選手のチーム復帰に関して、ゴンチャレンコ氏は「驚かなかった」と述べた。
アリョーナは五輪後も、つまり長いこと滑り続けたいと言っていたからです。それなら何が悪いのか考えなければなりません。これまで不安になってさまざまなコーチの元を行き来したアスリートはたくさんいます。たぶん、アリョーナは苦労なしでは大きな結果は得られないと悟ったのでしょう。
また、ゴンチャレンコ氏はこのように語った。
(バレエダンサーのニコライ・)ツィスカリーゼが言ったように、アスリートは日々自主的に重いトレーニングをする覚悟ができていなければなりません。バレエでもスポーツでも、楽しくて軽いトレーニングはないのです。アリョーナがこれを理解したのは良いことです。
最後に、ゴンチャレンコ氏は「トゥトベリゼ氏のチームは良いグループです。あそこの人たちはコストルナヤのことも知っているし、一緒に成果を出す方法も知っています。我々には、以前のようなコストルナヤを目にするチャンスがあると思います」と語った。
2019/20シーズンにグランプリファイナルと欧州選手権で優勝したコストルナヤ選手は、2020年7月に突如エフゲニー・プルシェンコ氏の率いるアカデミーに移籍。2020/21シーズンはコロナウイルスに感染し、ロシア選手権を棄権した。2月末に行われたロシア杯ファイナルでは、コロナ後遺症から回復しきれず6位となり、3月の世界選手権への出場権を逃がした。
トゥトベリーゼ氏は自身のチームへの復帰への条件として、休み返上でトレーニングに参加しトリプルアクセルを復活させることをコストルナヤ選手に課した。
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