第9回日豪外務・防衛閣僚会合 「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携強化へ

日本とオーストラリアは9日、第9回日豪外務・防衛閣僚会合(「2+2」)をテレビ会議形式で実施した。日本のマスコミが報じた。
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会合には、日本の岸信夫防衛相と茂木敏充外相、オーストラリアのピーター・ダットン国防相及びマリズ・ペイン外相が出席した。

読売新聞などの日本のマスコミによると、会合では、東シナ海、南シナ海で活動を活発化させる中国を念頭に、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携強化について協議された。

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また日本の複数のマスコミによると、会合では、自衛隊が他国の艦艇や航空機を守る「武器等防護」の対象にオーストラリア軍を追加することについて詰めの議論を行うほか、日本の自衛隊と豪州軍が共同訓練などをしやすくするための「円滑化協定」などについても協議するほか、台湾を巡る情勢についても意見交換する見通し。

日本の防衛省は4日、会合では「国際社会が直面する様々な課題について認識の共有を図るとともに、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けた戦略的な議論を含め、日豪間の安全保障・防衛協力を新たな次元に引き上げるための方策について議論を行う」と発表していた。

時事通信によると、茂木外相は会合の冒頭、中国を念頭に「力による一方的な現状変更の試みなど国際秩序が大きな挑戦を受けている」と表明した

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