14日、ベルギー・ブリュッセルでのNATO首脳会議後に行われた記者会見で、バイデン氏は次のように述べた。
彼(プーチン氏:スプートニク日本編集部)が協力することを選択すれば、我々が協力できる分野があることをプーチン大統領に明らかにする。彼が協力しないことを選ぶのなら、つまり、これまでのように振る舞うのなら、我々は報復する。
バイデン氏は、米国はロシアと争うことは望んでいないとしたうえで「合意のない地域では、越えてはならない一線をはっきりと示さなければならない」と加えた。また、米露の協力体制は両国の利益と全世界の利益に呼応すると強調した。
さらに、バイデン氏はプーチン氏について「彼は頭が良くてタフだ。立派なライバルだと思う」と語った。
一方、プーチン氏は、両首脳の個人的な関係を回復させ、直接対話を確立させる必要があるとし、双方に関心のある分野で実質的に機能する協力メカニズムを構築するとバイデン氏との会談への期待を語っている。
両首脳の会談は16日にスイスのジュネーブで行われる。会談はバイデン氏の大統領就任以来、初となる。
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