ロシア語番組中止はラトビア政府による言語的攻撃政策=露外務省

ロシア政府はラトビアの公共テレビ放送でロシア語番組が中止される事態を受け、これを自国民の多くに対する政府の言語的攻撃政策の表れと評価している。ロシア外務省のマリヤ・ザハロワ報道官が18日に表明した。
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ラトビアの公共テレビ放送局LTV7でロシア語番組は30年にわたって続いたが、まもなく放送が中止される。LTV7ロシア語放送のエカテリーナ・サフロノワ編集長が「トーチキ・ナド・i」(iの上のポイント)番組最後の放送で明らかにした。

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先にラトビアの電子メディア評議会はテレビ放送におけるロシア語番組を中止し、インターネット上のサイトに移転させることを決定した。

この事態を受けてロシア外務省のザハロワ報道官は声明を発表した。声明はロシア外務省の公式サイトに掲載されている。

ラトビアの公共放送LTV7のチャンネルでロシア語番組の廃止が計画されている情報を受け、これは自国民の多くに対する政府の際限ない言語的攻撃政策の一環とみなす。

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公式発表によると、LTV7のロシア語番組は財政不足により打ち切られるという。

ただし、国家の指導部はロシア語ではなく、英語を優先するという方針をこれまで一度ならず表明してきた。こうした表明は我々の観点からすれば、民主主義社会、市民社会の主要原則に矛盾するほか、ラトビア共和国が署名した一連の国際条約の義務に矛盾する。そうした国際条約ではメディアの多言語化、多様化という原則の保障に加え、意見を表出する自由の保護、国内に暮らす民族グループの権利順守にも矛盾する。ラトビアでは国民のおよそ40%がロシア語で情報を受け取り、ロシア語での生活を望んでいることを忘れてはならない。

ラトビアでは過去30年間にわたってロシア語放送が行われてきたが、LTV7は今週、3つのロシア語番組(「ショート・フライデー」、「トーチキ・ナド・i」、「プライベート・ケース」)を放送打ち切りとした。ラトビアには公共放送を行うチャンネルとして、LTV1とLTV7がある。

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