プーチン大統領は、毎年6月第3日曜日に祝われる「ロシア医療関係者の日」に際し、ビデオメッセージを送った。
今、我々の共通の課題は、コロナウイルスやその影響から国民を保護するために、あらゆる努力とあらゆる手段を尽くすことだ。まず、ワクチン接種率を上げる必要がある。これにはあらゆる可能性がある。今日、ロシアには独自の新型コロナウイルスワクチンが4つあるほか、新しいワクチンや治療薬の開発が続いている。
また、プーチン大統領は人々に計画的な支援を続けている病院や医療施設の職員に感謝し、このように強調した。
コロナウイルス感染拡大との戦いは24時間体制で続いている。病院の集中治療室や「レッドゾーン」で重症者の治療に当たっている人々や、救急隊員らが感染拡大との戦いを主導している。
ロシア連邦消費者権利保護・福祉監督庁のアンナ・ポポワ長官は、モスクワ市、及びモスクワ州では新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最悪の水準に達したと発言した。同長官によると、感染拡大は20歳から49歳までの年齢層が中心になっており、感染拡大の主な理由として、マスク着用など、予防措置に対する市民の怠慢を指摘した。
モスクワの新規感染者数は5月25日の時点で2075人とほぼ2000人台を推移していた。ところが6月13日には7704人まで跳ね上がり、6月19日には9120人に上った。
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