林死刑囚は、1998年7月、和歌山市内の夏祭りの会場でカレーを食べた住民らが急性ヒ素中毒となり、4人が死亡、63人が重軽傷を負った事件で、殺人などの罪に問われ、死刑が確定していた。
判決確定後の2009年、死刑囚側は無実を主張し再審請求を申し立てていたが、和歌山地裁と大阪高裁がこれを棄却。その後最高裁に特別抗告していたが、林死刑囚は20日付でこれを取り下げたという。
これにより今回、再審が認められないことが確定した。
林死刑囚をめぐっては今月、別の弁護士が「第三者の犯行とする新たな証拠が見つかった」とし、和歌山地裁に新たに再審請求を行っている。
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