日本 毒物カレー事件の林死刑囚、特別抗告取り下げ

日本の和歌山県和歌山市で1998年に起こった毒物カレー事件で、死刑が確定した林真須美死刑囚(59)が最高裁への特別抗告を取り下げたことが分かった。一方で同死刑囚は先月、これとは別に新たに和歌山地方裁判所へ再審請求している。24日、日本のメディアが報じた。
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林死刑囚は、1998年7月、和歌山市内の夏祭りの会場でカレーを食べた住民らが急性ヒ素中毒となり、4人が死亡、63人が重軽傷を負った事件で、殺人などの罪に問われ、死刑が確定していた。

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判決確定後の2009年、死刑囚側は無実を主張し再審請求を申し立てていたが、和歌山地裁と大阪高裁がこれを棄却。その後最高裁に特別抗告していたが、林死刑囚は20日付でこれを取り下げたという。

これにより今回、再審が認められないことが確定した

林死刑囚をめぐっては今月、別の弁護士が「第三者の犯行とする新たな証拠が見つかった」とし、和歌山地裁に新たに再審請求を行っている。

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