新型コロナウイルス

武漢で研究のウイルス学者 考えられるコロナウイルス発生原因を指摘

中国武漢市のウイルス研究所で2019年11月まで研究を行っていたウイルス学者のダニエル・アンダーソン氏が、ブルームバーグのインタビューで考えられるコロナウイルスの発生原因について語った。
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同研究者は、コロナウイルスは自然発生したと見ているが、また、コロナウイルスが武漢の研究所から拡大したという考えは除外できないだろうと指摘した。同氏は、「私は、これを完全に帳消しにできると言えるほど、そんなには単純ではない」と語った

新型コロナ 中国・武漢 2019年12月より前に流行していた可能性
アンダーソン氏は、2002年から2004年に重度の急性呼吸器症候群の感染拡大を引き起こしたSARSコロナウイルスは、何度か保護区域から漏れ出ていると指摘した。また、同氏は、新型コロナウイルスの発生源がまだ特定されないのは特別おかしいとは思わないと述べた。

また、アンダーソン氏は、ウイルス強化に関して実験施設で研究が行われた可能性はあり得るが、しかし、その確率はほとんどないと語った。同ウイルス学者は、こうした作業は多くのレベルで承認が必要とされ、研究学会の基準は、こうした研究を規制していると強調した。


5月、米国は新型コロナウイルスの第1の感染拡大は中国の研究施設から流出した結果であるという「重大な状況証拠」が存在すると発表した。一方、中国当局は米軍研究施設フォート・デトリックからコロナウイルスが流出した可能性を指摘している。中国政府は世界保健機関(WHO)に国際的な調査の実施を要請してさえいる

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