日本とオーストラリアの研究者 人と同じように思考する脳の人工アナログを開発

オーストラリアのシドニー大学と日本の国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)の研究者らは、人工のナノワイヤーネットワーク(NWN)が生物の脳と同様に電気の刺激に反応することを発見した。雑誌『ネイチャー・コミュニケーションズ』に研究結果が発表された。
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もっとも効率的な情報処理は、NWNや人ののような動的システムが臨界状態にある場合、つまり、ある相転移に近い時に行われる。つまり、神経細胞のシステム要素の数が増加する過程で、ある瞬間に雪崩のような状況が発生する。その場合、システムでは転送を可能とする外乱の広がりと情報処理がはじまる。この現象は雪崩の臨界と呼ばれる。臨界状態にない脳は学習能力がない。

研究者らは、金属製のナノワイヤー(NWN)によって自己組織されたネットワークは雪崩の臨界状態に達することができ、この状態は生物的な脳の学習能力を特徴づけていることを証明した。

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