WHO推奨 ムコール症感染拡大防止策

「黒カビ」とも呼ばれるムコール症の感染を防ぐには、新型コロナウイルス感染症の治療時にホルモン剤や抗生剤の使用を減らす必要があり、また生物医学機器の衛生処理に注意を払わなければならないという。世界保健機構(WHO)ロシア代表のメリタ・ヴイノヴィチ氏が語った。
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ヴイノヴィチ氏は、インドの新型コロナ患者に発見された一連の真菌感染症は酵母菌あるいはカビによるものだと説明。これらは環境に存在しているが、重度の病気を患ったり、特定の薬を服用したことにより免疫システムが弱っている人々に影響を及ぼすという。

コロナのパンデミックに喘ぐ印ニューデリーで「黒いカビ」感染者が急増
「WHOは、軽度および中程度の症例においては副腎皮質ホルモンと抗生剤に関して、不均衡な使用を最小限に抑えることを推奨している」と同氏は語る。

同氏は、副腎皮質ホルモンは重度の新型コロナ感染症において命を救うことができるが、広く使用することで真菌感染症を誘引する可能性があるとしている。

また、人工呼吸器などの生物医学機器の消毒をより入念に行うことも推奨している。


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