新型コロナウイルス

研究者が解説 2020年の世界の死亡率増加について

2020年の世界各国の死亡率は19~20%増加したが、この場合、直接的にはコロナウイルスはこの増加の半分にしか関連していない。ロシア科学アカデミー会員で心不全専門家連盟会長、ロシア心臓病協会副会長、オストロモフ記念病院治療クリニック所長のユーリー・ベレンコフ氏が明らかにした。
この記事をSputnikで読む

国際通信社「ロシア・セボードニア」の記者会見で同専門家は、「各国の全体の死亡率は若干の違いはありますが、しかし、特段の差はなく、前年に比べ約19~20%高くなっています。つまり、これが新型コロナウイルスへの報復といえます」と語った。

ワクチン未接種者は「新たな変異株の工場」=米国の医師
ベレンコフ氏は、これら19~20%では、コロナウイルス自体に関係しているのは50%程度で、残りの死亡率は他の疾患によるもの、主には心臓や肺に関係した病気であると強調した。

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスは、2019年末に中国の湖北省で発生したと予想される。

ウイルスはSARS-CoV-2と名付けられ、この病気が新型コロナウイルスを発生させた。同病の症状は高熱と呼吸困難、乾いた咳、時には味覚や嗅覚の喪失をともなう。

公式データでは、世界中でコロナウイルスに1億8000万人超が感染し、300万人以上が亡くなっている。

いくつかの国でワクチンが開発され、多くの国々で集団接種が行われている

コメント