この病気を発症した40歳までのすべての患者が地元の医療機関で治療を受けている。症状はコロナウイルス完治後2ヶ月にわたり継続した。医師らは、近い将来、ポストコロナシンドロームとして無血管性壊死の症例増加の可能性が予想されると警告した。
マハーラーシュトラ州ムンバイ市のヒンドゥージャ病院医院長サンジャイ・アガルバラ医師は、「無血管性壊死とは、骨組織が壊疽する病気であり、血液循環の障害や局所的な損傷、製薬の副作用が原因とされる。これはかなり深刻な病気といえ、骨の壊疽部分は通常に機能することができなくなるほか、脆くなり、さらに簡単に骨折するようになる」と語った。
同医師は、もっとも頻繁に骨組織の壊疽が現れるのは肋骨だと指摘する。リスク群としては、他にも膝や肩、足首、肘と手首が上げられる。
医師によれば、こうした状況は、長期に渡りステロイドを服用した新型コロナ患者に広がるおそれがあるという。
インドで「黒カビ病」拡大 コロナ完治患者の骨組織が壊疽するケースが増加
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