WHO「高水準だが安定」 新型コロナ感染状況

世界保健機関(WHO)緊急対応責任者のマイク・ライアン氏は、この2週間の世界の新型コロナウイルスの感染状況は安定しているとの見解を示した。
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「この2週間の感染グラフを見ると、一種の安定期に入ったことが分かる。しかしいずれにしても高水準に違いない」と語った。

ライアン氏は、現在、世界における新型コロナウイルス感染拡大状況は「2-3カ月前よりはよい」と評価。同時に、感染が急速に収まった国もある一方で、全く逆の傾向が見られる国もあると指摘。これには様々な要因があり、感染力の強い変異種が現れたこと、感染防止策の緩和、人々の間の接触が増えたことなどを挙げている。

​またWHO新興感染症部門のマリア・ヴァンケルフォヴェ部長は、世界の新型コロナ状況は「一概には言えない」とし、新規感染者数は北米および南米では減少しているが(13%)、その他の大陸では増加していると指摘した。特に欧州ではこの1週間の感染者数は28%増えている。

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