喫煙が認知症の発症リスクを高める 研究者が明らかに

タバコは肺や心臓にとって有害であるだけでなく、脳にも深刻な影響を与えることが米ウィスコンシン大学の研究者によって明らかになった。米ニュースサイト「USニュース&ワールド・レポート」が6日、報じた。
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道路交通による大気汚染が認知症の進行リスクに大きく関連
研究者らは今回、喫煙に関する37種類の研究を分析。その結果、現在喫煙している人は、喫煙しない人と比べて、認知症の発症リスクが30%、アルツハイマー病の発症リスクが40%高いことが分かった。また、喫煙量が多ければ多いほど発症リスクは高まり、1日にタバコを20本吸う毎に、認知症の発症リスクは34%上昇する。さらに喫煙は、脳卒中を発症する可能性を高めてしまう。

しかし、もし喫煙者が禁煙すれば、これらの疾病にかかる可能性は、時と共に減少するという。つまり元喫煙者のアルツハイマー病発症リスクは、禁煙から9年後には、喫煙したことのない人と同程度になる。

これよりも前、米オハイオ州の研究者は、新型コロナウイルスがアルツハイマー病の症状を引き起こすことを明らかにした。

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