東京五輪 選手村が開村

東京五輪の選手村(東京都中央区晴海)が13日、開村する。なお、新型コロナウイルスの感染拡大を受け開村の式典は見送られた。NHKなど日本の各メディアが報じている。
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選手村の敷地は約44ヘクタール。住居としては約3800戸が設けられ、最大1万8000人の選手や関係者が宿泊可能となっている。

これまでの大会では、選手村の滞在期間は各国の選手団で判断されていたが、東京大会では選手の入村は競技開始の5日前から、退去は競技終了後2日までと定められている。このため、大会後半に登場する選手は開会式に、大会前半に競技が予定される選手は閉会式に原則参加できなくなると指摘されている

新型コロナウイルス感染対策として、総合診療所とは建物が分けられる形で「発熱外来」が設けられる。新型コロナの感染者や濃厚接触者、発熱などの症状がある人の診察や検査が24時間体制で行われる。

東京五輪 選手村が初公開

また、選手は滞在中、原則毎日新型コロナの検査を受け、マスクの着用や「3密」の回避が義務付けられる。

過去の大会で認められていた各部屋での飲酒については、アルコール類の部屋への持ち込みは許可される。一方、共有スペースなどで複数人で集まって飲酒することは禁止と決められた

今月23日から8月8日まで行われる夏季五輪東京大会は、海外一般客の受け入れを断念。東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県と北海道、福島県の会場で無観客が決定した。現時点で、宮城、静岡、茨城の4県は「収容定員の50%以内で1万人を上限」に有観客となっている。

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