日本の奄美・沖縄がユネスコ世界自然遺産に登録 10年ぶり5件目

ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の第44回世界遺産委員会は26日、オンラインで開催中の会合で、日本の「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(鹿児島県・沖縄県)を世界自然遺産に登録することを決定した。日本の世界自然遺産登録は10年ぶりとなる。日本のメディアが報じた。
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登録区域は鹿児島県の奄美大島と徳之島、沖縄県の沖縄島北部と西表島の4島にまたがる。

島々には亜熱帯多雨林が広がり、奄美大島・徳之島の「アマミノクロウサギ」や、沖縄島北部の「ヤンバルクイナ」、西表島の「イリオモテヤマネコ」など、絶滅危惧種や地域の固有種が多いことで知られている。

世界遺産委員会は、独自の進化を遂げた固有種が豊富に分布する「生物多様性」を保全する上で、国際的にも重要な地域と評価した。

​日本の世界自然遺産登録は10年ぶりで、白神山地(青森県・秋田県)、屋久島(鹿児島県)、知床(北海道)、小笠原諸島(東京都)に続き5件目。日本政府が候補とした全件が登録され、国内最後の自然遺産登録となる可能性が高い。

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